生野聴覚支援学校でどうぶつしょうぎ教室を行いました。(11/17)
11月17日(日)に大阪市の府立生野聴覚支援学校で行われたイベント「第4回いくのネイチャーランド」でどうぶつしょうぎの講座を行いました。
生野聴覚支援学校は大阪府北部に住む聴覚障害のある幼稚園児~中学生が通う学校です。「いくのネイチャーランド」は学校に通う児童・生徒と地域のこどもたちの交流イベントで、どうぶつしょうぎの他に「よんろのご」講座と移動動物園での動物とのふれあいが行われます。
こどもたちは3班に分かれ、順番に3つのコーナーを回りました。
学校の先生に手話通訳をしていただきながら講座を行いました。いくのネイチャーランドでは第1回から北尾まどか女流二段がどうぶつしょうぎ講座を行ってきたので(私も助手でうかがいました)、ルールを既に知っている子も多く、お友達に手話で教えてくれる子もいました。
「どうぶつしょうぎは初めて会う人とでも遊べるゲームですので、いろいろな人と対戦してみましょう」というお話をしたところ、障害のある子もない子も自分から「対戦しよう」と声をかけるようになりました。
またこの日は「将棋の日」でしたので、由来のお話もさせていただきました。付き添いのおとなの方も「将棋の日」は知らなかった方が多く、興味深く聞いていただいたようです。
聴覚障害がある子と言っても全く聞こえない子もいれば、補聴器をつければ支障なく会話ができる子もいます。でも小学生になれば読唇術や発声もできるので、こちらも一生懸命話して一生懸命聞けば、手話ができなくてもコミュニケーションが取れることが実感できました(でも、手話ができたほうがいいですね)。どうぶつしょうぎや将棋が、コミュニケーションを取るきっかけとなってくれればうれしいです。
「いくのネイチャーランド」は大阪市生野区のこどもさんと親御さんなら参加できます。来年の開催も決定しているそうなので、興味のある方は学校にお問い合わせください。
【追記】学校から写真をお送りいただきました。
大盤で私が講座をしているところです。帽子をかぶった男性が、手話通訳をしてくださった先生です。
講座のあとは対局です。最初はご家族と指していた子も、最後は知らない子とでも対戦できるようになりました。
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